クライアントは56才の女性。40才でシェグレーン症候群、41才で関節リウマチと診断されたことで様々な薬を服用する生活になりました。その後、数年の間に様々な難治な症状等を経て、全身の激痛で寝たきりで、日常生活が出来なくなり、今年1月に線維筋痛症と診断されました。
線維筋痛症は30歳代から40歳代の女性に多く発症し日本では多くの方がこの病気で苦しんでいると言われています。現在は原因が分かっていませんが、体の中をガラスの破片が流れていると表現する方がいるほど全身に耐えがたい痛みがあり、その随伴症状も多岐にわたり症状が重症化すると自力での生活が不可能になるくらい大変な病気です。
今回は多くの薬剤を服用され、2度の股関節置換手術を受け、非常に難治な症状の末に全身の激痛で日常生活が出来ない状態で昨年9月に当院に来院され鍼灸、ホメオパシー、セルフケアを続けた結果、現在は薬を飲まなくとも全身の痛みはかなり改善し、血液検査のデータも1部を除き正常値となりました。
クライアントさんは「私の症例が同じような症状で苦しんでいる方々のお役に立てれば嬉しいです。」とケース発表を快諾して下さり、いっしょに会場まで来てくれたとのことです。
本ケースはホメオパシー療法と鍼灸療法の得意分野を併用し、補完しあうことで、相乗効果を高め、このような痛みを伴う難病の改善となるケースを示してくれました。
目次