映画『遺伝子組み換えルーレット』を制作されたジェフリー・スミス監督による発表は驚愕の内容でした。
ジェフリー氏は遺伝子組み換え食品とラウンドアップ除草剤の危険性について24年にも渡り調査されてきました。ほとんどのGMOにはラウンドアップ除草剤が使用されているそうで、その使用量の増加に比例しアメリカでは、炎症性腸疾患、様々ながん、腎障害、C型肝炎、自閉症、糖尿病、痴呆、アルツハイマー、パーキンソン、肥満、高血圧、貧血、不眠、睡眠障害、先天性欠損症、リポタンパク質代謝障害、不安、薬剤過剰摂取による自殺、統合失調症、ADHD等の様々な疾患が増加していることが明白にグラフによって示されました。
ラウンドアップ除草剤の主毒成分はグリホサートといいます。グリホサートは重要なミネラルを枯渇させてしまい、それによって、消化器系にダメージを与え、ミトコンドリア(体のエネルギーセンター)に有害であり、先天性欠損症を引き起こし、内分泌かく乱剤として作用、また、肝機能を損ない解毒を阻害し、「漏れやすい脳」「漏れやすい臓器」を引き起こすのだそうです。
また、グリホサートは抗生物質として特許を取得しているそうで、微生物叢に損傷を与えてしまいます。ほとんどの疾患が腸内細菌叢の問題があることを考えればグリホサートが疾患の原因となることは容易に理解できますね。そういったグリホサートの影響による疾患は、それを摂った代よりもひ孫の代で最も深刻だったことがマウスの実験で明らかになったとのこと。
また、2015年3月、WHOの国際がん研究機関によって、グリホサートは動物にガンを引き起こすと明言し、人体での研究が十分ではないものの、ヒトに対しても発がん性をもつ可能性を指摘。
また、バイエル社所有のモンサント社はグリホサートによる健康被害で多くの訴訟となっており、発がん性が認められ、またその証拠の隠ぺいをしたとして、有罪判決を受けているとのこと。
ゲノム編集は現在では安価な価格で行うことが可能なため、植物のほか、藻類、動物、昆虫まであらゆる生物において行われているのだとのこと!
ジェフリー氏は、GMOは一旦環境に放出されてしまえば、『自然を取りかえる』ことになる世界的な脅威なのだと警鐘を鳴らし、実際に、10年前にGMOの蚊の放出を一旦は止める働きかけをしたものの、最近再びGMOの蚊の放出が承認されてしまったのです。
GMOのバクテリアまでつくられており、新型コロナウイルスのパンデミックが現実になった今、GMOのバクテリアが世界に広まることは明明白白です。それは、陸上植物の寿命を終わらせ、気象にも影響を与えることになるとジェフリー氏はおっしゃいます。
人間は、居心地よくあろうとするためだけに安易にGMOを世に出そうとするが、それが人間にも生態系全体にも次の世代にも影響を与えるのだという意識が小さいともおっしゃいます。
GMOは自然を破壊し、一度環境に放たれたGMOを一掃することは不可能です。全ての生き物、未来、自然のために、今、警鐘を鳴らす時です。我々は未来の世代を守っていけるのか?共に考え行動していきましょう!