豊受自然農リレー発表 | 第26回

日本豊受自然農は、農薬と化学肥料をまったく使わない土づくり、自然種の活用と継承活動への取り組み、信仰心とともにある江戸時代以前の農業を実践し、利他と慈悲の心をもって作物を育てる『霊性農業』=“感謝の農業”に取り組んでいます。

日本豊受自然農の基本は、穀類・野菜・果実、ハーブなどの生産です。
由井代表等が20年かけて約600種類の土壌菌を集め培養した「豊受御古菌」を使っての土壌改良・作物活性化・堆肥作り(米ぬか・くぬぎなどの落ち葉・竹の粉末・雑草などを発酵させた独自の堆肥作り)や、ハーブ薬草酒「マザーチンクチャー」、欧州発祥の自然療法ホメオパシーで用いられる「レメディー」・「ティッシュソルト(必須微量元素のレメディー)」の技術なども応用し、土壌と作物の生命力を最大限に引き出す「豊受式自然農法」を実践しています。

今大会では、「豊受式自然農法」から得た気づきや体験について豊受農民が発表します。

目次

大会レポート

リレー
静岡・大豆・麦班静岡県函南町の大豆・麦圃場から
小林且幸 | 日本豊受自然農株式会社 伊豆国市田中山圃場担当

耕作放棄地での大豆栽培

  • 条件の違う土地での、種まき日の見極め見直し~
  • 高温、少雨でも初期から大豆はおおきく成長したが、途中から虫買いの被害に数枚の畑であい緊急対応に迫られる。
  • 他、鹿・イノシシ等に大豆の葉を食べられないが、鳥・近隣さん・周囲の田んぼの水~土質に悩まされる。

毎年同じようなことを繰り返しているようで小さな~大きな違い・変化(気候・土質~)は諸々あります。適地適作について改めて考えさせられます。簡単ではない、邪魔が入る、できないから面白い?面もあるのかもしれないとも感じます。当たり前に出来ていたころの、安定した土(引き継ぎさせてもらった土地)では気が付かないことに色々気付かされました。

小林克幸
伊豆国市田中山圃場から中継

今年の大豆栽培について、水田に戻す可能性のある畑での土作りから、栽培中に起きた害虫の問題、その対策を報告いただきました。その中で身をもって実感されたこと等も述べられました。


朝川星弥 | 日本豊受自然農株式会社  穀類班函南町細沢圃場担当

この夏の大豆

  • 種まき日の見極め
  • 高温、少雨でも大豆は成長
  • 鹿に大豆の葉を食べられても新しい葉が出て実を付ける
  • 畑ではポジティブな意識に

今年は高温、少雨でしたが、大豆は大きく育って実が膨らんできています。大豆畑が集積して見晴らしのよい田中山からお伝えします。

伊豆国市田中山圃場から中継

大豆の種を蒔く予定の2日後に大雨となる予報があったため、2日かけて行っていた種まきを、夜もライトをつけながら1日で行い無事に発芽した。また、高温が続き、鹿の食害もあったが、実をつけて大きくなってくれた。植物は人間のネガティブな感情に反応して生育が悪くなるので、ポジティブさを保ち、感謝とともに収穫を迎えたいと締めくくられました。

リレー
静岡・野菜班静岡県函南町六本松圃場から
渡邉浩一郎 | 日本豊受自然農株式会社 野菜班 函南町六本松農場 大根、ニンニク、ニラ、ネギ、柿他担当

今夏の圃場環境と自家採種の作物たちの様子

今夏は平年より真夏の期間、降雨の全くない期間の長い特異な夏でしたが、その中で自家採種の作物たちが見せてくれた姿をご報告しつつ、長く命をつなぐ固定種・在来種の有難さを感じましたので、お話させていただきたいと思います。

今年の圃場の様子をレポートしつつ、百姓ができる亡国にさせないためのささやかな役割を感じていますので、お聞きいただければ幸いです。

函南町六本松農場から中継

今年は真夏日が80日も続き、水不足となり作物にとって過酷な環境だった。その後、雨も降り一気に成長し、里芋の背丈は150cmを超えた。ハウス内は40度を超えたがトマトの実はなり続けた。固定種在来種の種を自家採種し大切に育てられた作物がいかに力強いかを発表されました。


田中勇樹 | 日本豊受自然農株式会社 野菜班 函南町六本松農場

虫害から得られた収穫

様々な神様(虫)たちが空芯菜を通して未熟な自分に教えてくれたことを皆様に共有したいと思います。

主にルッコラや豊受菜、カブ、春菊、空芯菜などの葉物野菜を担当しています。空芯菜についてお話しさせていただきたいと思います。

函南町六本松農場から中継

空芯菜の定植後 防虫ネットで対策していたがネキリムシに苗を次々と切られてしまった。防虫ネットをやめて、ペットボトルで囲い御古菌の散布やお唱えを行い精一杯お世話を続け、収穫をしていたが今度はカメムシやバッタに葉を食べられてしまったが、株を切り風通しを良くしたところ虫害が減り綺麗な空芯菜を収穫できるようになった。思い通りにならない事も諦めずに関わり続ける忍耐と、工夫を重ねることの大切さを実感されたとのこと。今後も品質の高い物をより多くの方に届けられるよう精進してまいりたいと思います。と締めくくられました。

リレー
静岡・米班静岡県奈古谷の田んぼから
川原拓郎 | 日本豊受自然農株式会社 伊豆の国市 米班

今年の豊受米について

  • 空梅雨・日照り続きを乗り越えた豊受米

空梅雨、高温、日照り続きで田んぼの水不足に悩みました。ですが、稲の実りは良いです。収穫を迎えた豊受米圃場からお送りします。

今年は6月から8月まで全く雨が降らず、高温と水不足の為、稲のことがとても心配になりました。ようやく多くの雨がふった時には、雨、自然へ感謝が湧き、田んぼや稲が喜んでいるように見えた。豊受米は日照りや水不足、雑草などにも負けず力強く育ってくれました。豊受米、黒米、もち米の生命力や御古菌や、天照菌などが稲を支えてくれたのだと考えている。農業は自然や環境、生き物を相手にした仕事で、予想もつかない事が起きたりもしますが、人々の食に貢献している、とても良い仕事だと思っています。ぜひ皆さんにも家庭菜園などで農作業の魅力に触れてほしいと思っています。

慈性照之 | 日本豊受自然農株式会社 米班 伊豆国市田中山圃場担当

米百姓として150日目が経過、そこから考える本当に食べるべきものについて

  • 米の素晴らしさ
  • 霊性と僕たちの使命
  • 食べるものの基準

今年も無事に米収穫をする時期を迎える事ができました。なんと今年は昨年と比して収量が2倍です。美味しさも2倍です。当日は辺り一面、黄色く穂が実った田んぼからお送り致します。お楽しみに。

富士山を背に、鳥や昆虫たちの鳴き声を聞きながら日々作業しています。今年の豊受米は昨年の収穫量の2倍となっています。食べる基準として生産者の顔わかるものを食べて頂きたいと考えていて、心をこめて作っている。生産者と触れ合える機会でもある収穫ツアーでお待ちしています。


リレー
静岡・加工部静岡県函南町六本松本社から
野口拓也 | 日本豊受自然農株式会社 函南町 豆腐、ハーバルウォーター他飲料、他加工品製造担当

新商品と僕らの思い

  • 「豊受御古菌」の力で、とびぬけた甘さを実現。無農薬と無化学肥料のパイナップルを紹介

御古菌を使用し、無農薬、無化学肥料で育てた安心安全なパイナップルが今年もやってきます。丁寧に栽培され、無農薬、無化学肥料でも、こんなに美味しいのは、御古菌の力。豊受が世界をつなぐ御古菌パイナップルをご紹介します。

函南町六本松農場から中継

新商品の糠田王飴、どら栗あん、サラダおかきカラダげんき、めぐみ茶の特徴、それぞれの霊的見解を共有いただきました。加工部が製造している商品は、由井先生のインスピレーション、経験に基づいた理論で作られ、日々の業務の中、由井先生にアドバイスいただき、丁寧に1つ1つ心をこめて皆様にお届けしています。信仰心、大自然への感謝、人と人とのつながり、どれが欠けても良いものはできません。これからも慢心せず食品加工を磨き上げていきたいと締めくくられました。

リレー
北海道・洞爺北海道洞爺農場から
米丸輝久 | 日本豊受自然農株式会社 北海道洞爺農場

チコリーの収穫の様子

洞爺で一番標高の高い圃場よりチコリーの掘り出しの様子を中継します。ようやく秋めいてきたこの頃、北海道は昼夜の寒暖差があるので糖度が高くなる傾向があります。チコリーも冬に備えて根に糖分を蓄えていきます。チコリーの掘り出しの様子、魅力などを伝えていきます。

北海道洞爺農場より中継

収穫時期を迎えた洞爺農場でチコリを実際に掘り出して見せて下さいました。栽培はタイミングが重要、異常気象の中での農業はとても大変。植物には適応力があるので模索しながら行っていく。チコリはとても苦いが、鹿が大好きなので、狙われてしまう。今年はアライグマによるトマトと食用ほおずきの食害が発生した。手間暇かけて育てていたものが被害を受けてしまうと、とても落ち込みますが、本能に従い生きるために食べるというのは生物らしいとも思う。豊受自然農をよろしくお願いしますと締めくくられました。


リレー
福島
阿部直美 | ファーマーホメオパス

阿部農園より 御古菌&天照菌を使った梨栽培

御古菌&天照菌を使った梨栽培について阿部農園からレポートをいたします。


農園から中継

果樹は無農薬栽培が難しいと諦めていたが、御古菌、天照菌のおかげで残留農薬不検出となりました。春先、10日に一度は必ず農薬を散布するが、収穫時期、御古菌、天照菌を散布してから収穫する事を繰り返した。農薬を散布に罪悪感を持っていたが、残留農薬不検出となり、梨の実や木、土、空間も喜んでいると思い心が楽になりました。今年は猛暑で雨不足だったが立派に育ってくれた。昨年より虫の被害が少ないのも御古菌、天照菌のおかげだと感じ、食べる人達、地球のことも救う、御古菌、天照菌を使った農業が増える事を心から願っています。これからの農業にさらに希望が持てる発表となりました。

櫛田美智恵 | ファーマーホメオパス 日本ホメオパシーセンター福島駅東口

ZENホメオパスから「ZENホメオパシーによって先祖返りした葡萄―豊受式自然農が国を救う―」

1本のシャインマスカットに、ZENホメオパシーを徹底的に施した結果 糖度22〜23、且つ、種がある昔ながらの姿へ変化を遂げた葡萄について発表します。

東京会場

ホメオパスでありながら農業をする理由を3つあげられました。3年前に葡萄オーナー様に無農薬で無化学肥料の栽培をしてみたいと伝えたところ栽培が実現。由井先生に豊受式での栽培方法を相談し、御古菌の使用と徹底した霊性農業の実施のアドバイスをいただいた。ミネラル、豊肥芽、御古菌ぼかし、サポート蟲、御古菌を散布。葡萄への心のケアとしてレメディーを使用。自然神様や、葡萄への愛と感謝、食べる方の幸せを祈り続けることを欠かさなかった。種あり葡萄にするのは難しいが、葡萄オーナー様の助言や応援も頂き種なし葡萄にできました。豊受式自然農法の素晴らしさを示された発表でした。

発表者

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