【主訴:症状】
(Nちゃん・8歳女の子)
2008年1月19日
1)アトピー性皮膚炎
生後すぐからのアトピー性皮膚炎で7歳までステロイド使用、非ステロイドに切替えて最悪の常態に。特に腕、手、膝の裏、膝下に多い。
2)便秘: 2日に一回で、20分ほどトイレにこもる
3)疲労:秋頃より起き上がれない日もあり、学校を休む。精神的ストレスも多い。
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2008年2月9日
【結果】
2008年6月
・皮膚の状態はぐんぐんよくなっている。
・便がほぼ毎日でるようになり、量も増えた
・疲れやすさも減り、学校にいける日が増えている
・悲しかった、寂しかったという感情の排出を我慢せずにだせるようになっている。
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【レメディ選択の考え方】
・雨の日に調子が悪い、湿気で悪化
・長年使用したステロイド、母も幼少時より喘息にステロイド吸入
・我慢強い、親に心配をかけたくない→癌マヤズム。
・難産。死後のこと、父が過労で倒れることなど心配
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【レメディー】
ポイントとなるレメディー
Steroi.(ステロイドのレメディー)
Rhus-t.(ツタウルシ):皮膚の痒み、湿気で悪化、難産の影響
Naja.(コブラのレメディー):体が冷たい、薬害からの血の濁り、想像上の問題でくよくよする。やさしい。雨で悪化。
Carc.(癌の細胞から作られたレメディー) :我慢強い子供。免疫力が低い。
その他のレメディー:Apis.His.Bry.Gunp.Kali-c.Thuj.Puls.Psor.Med.,
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【考察】
これまでに5回相談会にお越しいただいている。
レメディーを始めてから、排出が更に進み、一時は皮膚が赤剥けの状態にもなっているが、本人の途中でステロイドに戻りたくないという強い意志があり、みんなで乗り越えたと言う感じでした。十分な理解をしてから始められたこと、また母と子だけでなく父の理解と協力があることがとても大きかった。
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痒みに関しては随時とってもらうレメディーを色々と使い、相談会以外にも途中報告など密な連絡がありました。好転反応で熱をだしたり、感情の吐き出しがあったときなど、サポートしている親御さんが自分でやってみてもわからないときには、ご連絡いただき、お手持ちのキットからその都度出てくる屈辱感や寂しさ、悲しみなどに対処するレメディーをとっていただいた。 急性の症状が戻ってきた際にキットを持っていることはサポートするためにも重要でした。
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家族全員で相談会に入られているために、家族が共通で持っているテーマやお互いの感情の影響なども併せてレメディーを考慮することができました。それぞれ の心身が楽になってくることで、よりNちゃんのよいサポートができるように なったのではないかと思います。
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体力の回復が見られてきているので、過去に川崎病を疑われたこともあることからBCG、DPTワクチン接種などの影響なども考えて今後ワクチンの害だしもしていきたい。