
ホメオパシーとインナーチャイルド癒しにより様々な子宮疾患が改善されたケースの発表です。
今回発表のクライアントは、子宮内膜症によるチョコレート嚢腫の大きさは6cm、子宮腺筋症により通常6~7cmの子宮が9cmの大きさになっていました。それに伴うひどい月経痛と多量の経血がありました。そして、パピロマウィルス陽性と子宮頚部高度異形成です。
なにより月経痛は、アイスピックで刺されてそのままかき回されるような痛みで鎮痛剤が効きません。女性器の疾患の背景には、親子関係の問題があることを理解してもらい、ホメオパシーと共にインナーチャイルドを癒し、症状の改善を図っていくことをクライアントとともに目指していきました。
クライアントは、3歳から父親の暴力を受け、それが35歳まで続き、母親はかばってくれない。弟や妹が生まれてからは、母親は妹をかわいがりました。母をとられたと思い、寂しくて、自分の居場所を感じられないというインナーチャイルドがありました。TBRより、Plat.(プラチナ)、Sep.(シイピア)を主に子宮のサポートレメディーを出し、ZENメソッドによるレメディーを選択しました。そして、インナーチャイルドに向き合い自分を癒していくことも行っていきました。
自分の感情を無視して、強がって生きてきたクライアントに対して、子宮の痛みは自分を顧みることのなかった、心の痛み、すなわちインナーチャイルドの叫びであると気付いてもらいました。
相談会後、これまで痛くても泣くことができなかったが、月経痛で初めて涙を流し泣いたと連絡がありました。子宮に見られていた症状は、チョコレート嚢腫消失、子宮腺筋症半減、月経痛は軽減しました。パピロマウィルス陰性、高度異形成も軽度異形成に好転し経過観察となりました。
このように、身体症状が軽快していったとともに、インナーチャイルドを癒すことにより、周囲との関わりが変わってきました。
月経痛が酷い時には、母親にお腹や腰をさすってくれるよう甘えることができるようになりました。父親もまた愛されていないと思い込んでいるのだと理解でき、父親の言動に腹が立たなくなりました。様々な人間関係を客観的に見られるようになり、人に振り回されることも少なくなりました。
自分の居場所がないという孤独感、疎外感を感じながらも、悲しみから目をそらし、強がって生きることにより、置き去りにしてきた心の痛みを、子宮が代わりに受け取ったのだと豊池ホメオパスは考え、その痛みをもう一度心で受けとめて、傷ついたインナーチャイルドに寄り添い癒すことにより、レメディーの効果と相まって短期間でチョコレート嚢腫消失と、様々な症状の改善という結果に結びついたと考察し発表を終えました。