かつて一般的な西洋医学の医師として過ごしていた長崎県にいた際、「どうしてこんなに自然いっぱいなのに病気の人が多いのだろう?」と思っていたそうです。そんな矢先にホメオパシーを知りご自身の子供に使ってみて良さを実感し、今自然派医師となっている高野医師。
そのような経歴を持つ高野医師は、西洋医学と東洋医学についてそれぞれの特徴を示しながら、「現代において、私達は固定観念に縛られ、片寄りすぎているがために、がんじがらめで動けなくなっている。もっとバランスをとって生きられるといい」といいとおっしゃいます。
また、「日本では、善悪不二や生死一如という言葉が昔からある。つまり、古来、病気によって魂が磨かれると考えてきた。死を忌み嫌うことは生きることを否定することになるのではないか」と、私達が日常忘れてしまっている大切なことに気付かせてくれました。
アルベルト・シュバイツァーの言葉で本講演タイトルにもある「内なるドクター」の力が発揮できるような社会になるのだろうか?
その疑問に高野先生は、「肉体、精神、霊性という三位一体で生きているということに立ち返るとわかること、やれることが見つかる。今、パラダイムが180度変わる未来が見えてきている。」という言葉を発信されました。