
綺麗で優秀な母でしたがタバコを長期間吸っていたこともあって、63才の時、「あと1本吸ったら死ぬ」と宣告され、その後寝込んでしまったそうです。
自然の力で寿命を延ばしていけるように、薬に頼らず呼吸法などを実践していきましたが、75才に発作が起きてICUに入った時には、薬や酸素療法を使わざる得ない状態となりました。
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」は、完治しない病気とされていて、あとは見守るしかない。ICUに入ると半年しか命の保証はない状態で、杉田さんは家での介護・看護を決断したそうです。
お家での介護では、自然農で育った良い食べ物で少しでも体に良い物を取るということでした。
そして2年前に再びICU。その時はトイレまで歩けない状態でした。その頃に、豊受オーガニクスレストランで由井大会長と出会い、ホメオパシーを詳しく知ることができて、藁をもすがる思いで、ホームキットからレメディーを取ったそうです。
ホメオパシーも使いながら元気になった母はこのまま死なないのでは。と思っていた矢先に半分意識喪失状態に。本来の寿命で、生きる力をはぐくむ「呼吸リハビリ」を母とともにやることを決め、2ヶ月後には100m歩けるようになりました。そして、リハビリに合格点をもらって2間後に息を引き取られたそうです。
その前に母と話したのは、「人間は自由で何にも支配されことなく、生かされていること。自分の恐れ、死の恐怖など自我を開放していくことが大事なこと」でした。
美しく生きる、美しく老いる、美しく死んでいく。母が体現した姿は仏様のようだったと杉田さんが涙ながらに話される感動的な発表に大きな拍手が送られました。