豊受自然農リレー発表 | 第24回

日本豊受自然農は、農薬と化学肥料をまったく使わない土づくり、自然種の活用と継承活動への取り組み、信仰心とともにある江戸時代以前の農業を実践し、利他と慈悲の心をもって作物を育てる『霊性農業』=“感謝の農業”に取り組んでいます。

日本豊受自然農の基本は、穀類・野菜・果実、ハーブなどの生産です。
由井代表等が20年かけて約600種類の土壌菌を集め培養した「豊受御古菌」を使っての土壌改良・作物活性化・堆肥作り(米ぬか・くぬぎなどの落ち葉・竹の粉末・雑草などを発酵させた独自の堆肥作り)や、ハーブ薬草酒「マザーチンクチャー」、欧州発祥の自然療法ホメオパシーで用いられる「レメディー」・「ティッシュソルト(必須微量元素のレメディー)」の技術なども応用し、土壌と作物の生命力を最大限に引き出す「豊受式自然農法」を実践しています。

今大会では、「豊受式自然農法」から得た気づきや体験について豊受農民が発表します。

目次

大会レポート

リレー
静岡・穀類班伊豆の国市田中山・大豆・麦圃場から

大豆栽培について
小林且幸 | 日本豊受自然農株式会社 伊豆の国市 穀類班
発表演題のポイント

今年は猛暑が続きましたが、作物は自然の中、ありのままの条件のもと適応して育っています。適期にタネをまき、除草作業などおこない邪魔をしないよう、すこしでも応援できるよう工夫しております。何が正しくて・何が間違っているかなど、まだ手探りな部分もありますが、自然界をお手本・師として、今後も生きていく限り地道に少しづつでもやり続けていければと思います。

今年は7月10日過ぎに種を蒔きました。9月に入り、花が咲き始め、現在は実がついて、あと一月ほど乾燥すれば収穫。栄養価も高まり、保存、備蓄もできます。今年は大豆の種を蒔き、芽が出始めたところで鹿に入られ、もうダメかもしれないと肝を冷やしたとの事。これからも自然農で行える大規模栽培を考え、土作り、心根を正し、エゴを減らし精進していければと思います。締めくくられました。


自然農と自家採種の種での大規模化

朝川星弥(あさかわ・せいや) | 日本豊受自然農株式会社 伊豆の国市 穀類班
発表演題のポイント

【発表演題のポイント】大規模化を見据え、昨年は種まきの方法を変えましたが発芽しないところがありました。自然農と自家採種の種では今までと違うやり方では上手くいかないこともあります。試行錯誤し心を込めて農作業にあたります。

昨年は大規模化を見据え、一度に4列蒔ける機械をトラクターにつけて走りながら蒔きました。しかし、数週間たってもまばらに発芽している物ばかり、機械の不具合だけではなく自家採種の種だからこその理由があるのではないか。種は収穫後に平らに広げ、毎日かき混ぜて乾燥させ、大きく重たい種を選別します。手作業で、人の思いが詰まっているので、今年は機械で一気に蒔くのではなく、昔からやって来た一列ずつ手押しの機械で心を込めて行うと、畑一面びっしりと発芽し良く育っている。朝川さんは、大規模化には、今までやってきた事から少し変えていく必要があるが、昔のようにゆっくり丁寧に心をこめて行う事が自然農には大切ではないかと述べられました。

リレー
静岡・米班伊豆の国市奈古谷の田んぼから
いよいよ豊受米の収穫が始まります
川原拓朗 | 日本豊受自然農株式会社 米班 伊豆国市奈古谷
発表演題のポイント

農業部で水稲を担当。これからは農業が大切になると思い、学校卒業後に入社。お米作りのすばらしさ、面白さを身をもって実感しています。今年は規模拡大して多くお米を供給できるように皆で田植え、除草を頑張りました。水不足の心配もありましたが、無事に育ち、収穫できそうです。

今年は、梅雨の間に雨が少なく日照りが多かった為に水不足を心配していました。そんな時に雨がまとまって降り、水不足が解消されとても恵まれていたと思います。また、今年は暑かった事もあり、稲の成長も早くもうすぐ収穫を迎えます。稲は分結により、植えた時は1株3本から5本ですが20本から30本に増えます。こうして一株の苗からたくさんの米がついていくのはとても素晴らしいと感じ、そして私達の食を満たしてくれる。そう考えると古来から日本人が米を大切にしてきて感謝をしてきた理由がとても良く分ります。種蒔き、田植え、除草をしてここまで来ました。今年も無事に収穫できる事を嬉しく思います。とのこと。今年の豊受米がとても楽しみになる発表でした。


私の豊受式自然農法体験・経験

吉岡宏将 | 日本豊受自然農株式会社  米班 伊豆国市奈古谷
発表演題のポイント

豊受自然農で働かせて頂く事になってから、なんでこんな事をするのかなと思った事も、とにかくやってみようと決め、やってみたところ、新たに気づく事、感じる事が多々ありました。それらはどれも、良いことばかり。私自身も大変成長できたと感じ、感謝しております。

もち米を担当されている吉岡さん、今年から金谷の圃場への出入りの際に二礼二拍手をされており、自分の目の前でこれから起る現象が良い物でも悪い物でも受け入れられる気持ちになった。今年一番感動した事は、台風の強風にもほとんどの稲が耐え倒伏しなかった事。金谷でのもち米の栽培は最初から問題が多く、水はけの悪い部分は根が張り辛いので稲が倒伏してしまう恐れがあったが、倒れずに収穫することができた。このことは圃場での二礼二拍手や、御古菌の散布、神社への参拝、清掃、田植祭や抜穂祭の開催、そしてとらこ先生のお唱えによって目に見えない物が味方して下さったのだと思います。豊受自然農で金谷での米作りを担当をさせて頂けたお陰でこれらの出来事を経験できたと述べられました。

リレー
静岡・野菜班静岡県函南町六本松圃場から
苦労した初夏播き人参の発芽に成功した重要な要素について
小山修 | 日本豊受自然農株式会社 野菜班 にんじん畑担当
発表演題のポイント

初夏播き人参の発芽に苦労したが由井先生の指導により夏播きの発芽は成功した。成功した要素として自然の風、雨、光が非常に重要であった。 人参の成長とともに雑草がそれを覆いつくした。除草が追い付かない中、由井先生が畑に入って直々に野菜班全員に対して実践を通して除草を指導して下さった。それによって野菜班の意識が変わると同時に畑が深緑から美しい黄緑色へと変わり、大きく改善された。

人参のパワフルで元気な色、かわいらしさが大好きという小山さん。初夏蒔き発芽に苦労し、後に発芽に成功したが、人参の成長と共に畑を雑草が覆い尽くしてしまった。由井先生から除草の指導を受け、野菜班全員で除草を行い、畑が美しい黄緑色へと変わった。由井先生、仲間達に感謝をすると共に、光を求めて徒長してしまった人参に申し訳なく思いました。今の目標は、元気な豊受五寸人参を日本中に届ける事、今後は御古菌散布と間引きを行い、仲間と協力し、先生の指導を仰ぎながら全力で人参たちの成長をサポートしたい。最後に人参に声をかけながら抜いて、とても元気な人参を見せて頂きました。とても嬉しそうな表情が印象的でした。


豊受自然農における、御古菌散布の効果

石田裕司 | 日本豊受自然農株式会社 野菜班チーフ
発表演題のポイント

豊受自然農における、御古菌散布の効果を具体的事例を通しての発表です。実際にゴーヤの栽培を通して、経験した事例を紹介しています。御古菌散布によって、弱ったゴーヤが復活を遂げます。
そこには由井先生の提唱されている、豊受式自然農の精神性があります。ネガティブな感情を以って作物に接しないこと、感謝を以って作物に接する事など、豊受自然農の社員が実践している内容を紹介しています。

石田さんはゴーヤをの栽培を担当されています。ゴーヤの元気が無くなってしまい、時期として終りなのかと思っていた所、作物は感性が敏感なのでこちらの思いをそのまま受け取ってしまう。ということを由井先生に教えて頂き、労いの意味を込め、感謝の気持ちを持って用命散布した所、元気なゴーヤを収穫できるようになったという事例を発表頂きました。元気に実ったゴーヤを採り見せていただきました。


種取りの重要性を落花生畑より

数原賢明 | 日本豊受自然農株式会社 函南町六本松圃場 野菜班 種取り担当
発表演題のポイント

豊受自然農において、なぜ固定種と在来種の自家採種にこだわっているのか、どのような基準で自家採種の選抜を行っていくのかについてお伝えします。

豊受自然農では、在来種、固定種の種で栽培し収穫。自家採種までこだわって行い、種は100種類位あるとの事。より良い種の条件の種を選抜し、くり返す事で種がより進化して美味しいものが出来るようになる。そして落花生の種取りの様子も実際に落花生を畑から抜き、落花生の種はどのような物を選抜するかも伝えてくれました。落花生を使った商品の紹介もあり、豊受自然農は何故ここまで固定種在来種にこだわるかについても言及されました。最後に、農薬を使わないぶん成長がゆったりで虫に食われたり除草が大変ですが、皆さんが心身ともに健康になれる為に一所懸命がんばろうと思いやらせてもらっています。と締めくくられました。


静岡県伊豆の国市の栗畑から

数原賢明 | 日本豊受自然農株式会社 函南町六本松圃場 野菜班 種取り担当

由井先生がVTRの中で、今年から引き受けた土地で豊受自然農により栗の栽培を出来るようになった経緯等をお話しいただきました。豊かに実った栗畑の様子や収穫された大きく立派な栗、美しい自然の風景を見せて頂き、自然農の素晴らしさを伝えて頂きました。

リレー
北海道・洞爺北海道洞爺農場から
洞爺の逞しく生きるハーブの様子
米丸輝久・澤田美史 | 日本豊受自然農株式会社 北海道洞爺農場
発表演題のポイント

厳しい自然に晒されながら日々生きているハーブはその環境を乗り切るために必要なものを自ら作り出しています。ハーブティーにはハーブが季節毎の環境に応じて蓄えたエッセンスを含んでおりそれは香りや味として表れています。洞爺の栽培しているハーブのこの時期の様子を畑より中継します。

北海道洞爺農場からは米丸さん、澤田さんからのライブ中継がありました。現在のエキネシア、カレンデュラの様子やハーブの香りの魅力、夏の猛暑の中での植物の力を見せつけられた体験を通し、毎年の気候の違いに植物は何も言わず適応しているハーブは、本当に素晴らしいと学ばせて頂いているとのこと。洞爺農場のハーブは主にマザーチンクチャーや乾燥ハーブ、加工品や蒸留水として使われ、乾燥ハーブは低温乾燥しているので酵素が生きているハーブティーになっています。他とは違う洞爺のハーブの魅力を伝えて頂きました。

リレー
静岡県・本社加工部静岡県函南町から 
豊受の作物で作られたチーズケーキ風の畑のケーキ
荒川奈穂子 | 日本豊受自然農株式会社 静岡県函南町 本社加工部
発表演題のポイント

【発表演題のポイント】豊受の大豆(ふくゆたか)と甘酒が主原料のケーキを作成しました。豊受の無農薬野菜を使用して日々加工の仕事をするにあたり食べ物のありがたさ、など感じた事を発表いたします。

日々豊受の無農薬野菜を使用して加工の仕事をされている荒川さんからは新商品のソイチーズケーキを紹介いただきました。豊受自然農で摂れた大豆、ふくゆたかを使用した豆乳、米麹を主原料に動物性の物を使わず、ケーキを食べるというより野菜を食べている感覚とのこと。由井先生の提唱する砂糖を使わない商品を作成して行こう、ということで甘味は蜂蜜、甘酒を使用し、豊受の柚子マーマレードでアクセントをつけているそうです。さらに自然の有り難さ、食べ物の有り難さを伝えて頂きました。


安全な食べ物の普及が使命!~皆が幸せになる商品の開発に向けて~

横田美沙 | 日本豊受自然農株式会社 静岡県函南町 本社加工部
発表演題のポイント

コック歴約20年。過去に食事で腫瘍が完治・食べ物の大切さを痛感し、ただ美味しいだけでなく身体と心を癒す料理を志す。豊受自然農では主に商品の開発を担当し、毎日食材と対話する事を心掛けながら安心・安全で心満たされる食べ物づくりに励んでいる。今回は、そんな努力の中生まれた待望の新商品、旬のスイーツをご紹介いたします!

私達は、由井先生のご指導のもと、いろいろな食品を開発しており、品質基準として、一番目に安心・安全である事、二番目に栄養価がある事、三番目に美味しい事を掲げています。豊受自然農では固定種、在来種の種から自然採取し、農薬や化学肥料を使用せず土壌菌や自然の力を借りて育てた作物を使用し、無添加調理している為、安心・安全はもちろん、野菜本来の栄養価が保たれています。横田さんからは、今回のコングレスで新発売の薬用山健命の野沢菜の種から育てた野沢菜まんじゅう、豊受の畑で採れる和栗の渋皮付きハチミツシロップ漬け、和栗Mt,FUJIを紹介して頂きました。今年から栗を使用した商品が出来るようになった経緯も話されました。豊受が掲げる「安心・安全で栄養価があり美味しい食べ物」を摂って頂く事で、皆様の心がより明るく、力がみなぎる事を願っております。と締めくくられました。

発表者

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