来賓講演 | 未曽有の2025年危機を生き残るために現代のおカネの仕組みとこれからの時代 | 小名木善行 氏 | 第25回
今回の講演は「お金のお話」です
ねずさんこと小名木善行氏の今回の講演はお金のお話です。
国史啓蒙家として活動されている小名木氏ですが、元は金融業界出身だったそうです。
まず、歴史として日本人は和の文化・結びの文化です。対して日本以外は我の文化・闘争の文化で、嘘をつかないと生き残れない、常に戦い続けなければいけない世界で生きています。
嘘をつくということは真実はどうでもよいという事、全部が嘘になる。嘘だらけになると人間はだんだん寂しくなってきます。そこで教会に行き懺悔して許しを請うのです。
対して日本人は、クリスマスを楽しみ、大みそかにはお寺へ行き、お正月には神社へ行きます。一見妙ですが、日本人は争いよりも信頼が優先される。信頼されるために「嘘を言わない」「正直であること」=真実が大切、つまり宗教的権威が必要ないということです。
LGBTQの観点から、今アメリカで起こっている製薬会社の金儲けのからくりを例に、ごく一部の人だけが金儲けをしている現実にも言及。そして世界がこの文化に汚染されており、戦後日本も9割がこの文化になりつつあると言います。
しかしこれは、一厘の神仕組みを示しているのではないか。日本人口1億人のうち、和の文化・結びの文化を持つ1割の人=1000万人。この数字は世界人口100億人に対しての1厘であり、まさにこの数字に当てはまります。
通貨とは何か?
では、通貨とは何か?1万円紙幣の原価は10円ほど。にもかかわらず、1万円の価値として世の中で利用されるのは、国が信用を与えているからです。生活がスムーズにいくための道具として存在していますが、お金を支配するものが世界を制することができるという仕組みにつながっています。
全く所得が上がっていない「失われた30年間」があります。30年前より平均年収が100万円すくなく、税金は所得の半分持っていかれる。これでは国民の生活は楽にはなりません。一方、経済が成長したと言われている米国は、所得は上がっているがインフレで物価が高騰しています。
また、実は日本の対外純資産は418兆円で黒字であるということをご存知でしょうか。今、日本の土地が外国人に買われることが問題になっていますが、意外にも日本が買っている外国の土地の方が多いのです。
企業がため込んでいるお金も550兆円あり、30年前と比べると11倍になります。さらに日本の個人資産は2121兆円。国民一人当たり1000万円の貯金がある計算になります。
アメリカの状況は?
では、アメリカの状況はというと、なんと借金が3600兆円あります。世界一の借金国です。
今アメリカでは大統領選が佳境を迎えていますが、この借金に対してトランプ氏の掲げる対策は、日本と共同通貨を作り、デジタルドル円を発行して同じ経済圏にするというもの。これが実行されるとアメリカは復活し、日本は消滅します。
つまり、現在日本には世界一お金があり、信用があるということです。日本こそが世界のキャスティングボートを握っていると言えます。同時に食糧問題や、政治など困難を迎えているのも事実。しかし困難に追い詰められることによって、多くの日本人が目を覚ますことができます。
本当のことが求められる時代になっていき、真実を大切にし、苦難があっても誠実に生きていく文化を、世界中の人が求めるようになっていくでしょう。
一厘の神仕組みによって、世界が大きく変わっていく
一厘の神仕組みによって、世界が大きく変わっていくことになる。一厘の中の一厘が、今日ここに集まった一人一人なのです!
最後に、2025年に隕石が落ちると言われていますが、由井先生や小名木先生のいるタイムライン(時空間)では絶対にそれは起きない、来てもとても小さく影響はほとんどない。必ず世界は大きく変わってゆき、その中で大切なのは一人一人きちんと勉強をし、誇りをもって堂々と進んでゆくことである、と力強く訴え、希望を示してくださる講演でした。