「ガンと難治におけるホメオパシー的アプローチ」由井寅子


今日、日本国民が直面している病気は自己免疫疾患であります。それらはガン、膠原病、エイズ、メニエール症候群、潰瘍性大腸炎、アトピー、喘息、掌蹠膿疱症、無菌性髄膜炎など様々な病気の名前がついて、あたかも別のもののように表現されています。しかしこれら全体は自己免疫疾患という病気であり、排泄を止められたがゆえにバイタルフォースが傷つき、ある部分に疾患をつくり、なんとか治ろうと試みているが、自分では治すことができず、あわれにも毒が体内にとどまった結果、その毒をアタックしているのです。

私達はなぜこのようになってしまったのか?ありとあらゆる薬や予防接種、強壮剤、排泄の抑制剤などの異種療法によって出すことができなくなっているためです。心も日本の国ともども「世間」というしがらみの中で抑圧され、世間に適応し、泣くことも怒ることもままならないのです。 

一人一人が自分自身を生きること、これこそが本当に生きることなのです。

湧き上がる感情をうまく排泄する、湧きあがった時に「なぜ自分はそのように感じるのか」と自分に問いかける時、子供時代に抑圧した感情が現れて来るでしょう。  病気が治りつつある時に最も抑圧した感情を表し治っていったのです。患者自身も無意識にその感情を閉ざしていたものが開く時、人は大きな変容を遂げるのです。私はそれを見るのが好きなので、ホメオパスを辞めないのです。

発表者

由井寅子 名誉会長のアバター 由井寅子 名誉会長 日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)名誉会長/カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)名誉学長/日本豊受自然農株式会社 代表

昭和28年生まれ、愛媛県出身。日本にホメオパシーを広めた第一人者。
英国で潰瘍性大腸炎に倒れ万策つきたと観念した時、ホメオパシーと出遭い症状が完治する。
その後、英国でホメオパシーを学び、日本人で初めて英国ホメオパシー医学協会(HMA)のホメオパスに認定される。
帰国後は日本でのホメオパシーの普及に尽力。
ホメオパシーの実践とハーネマン研究で海外から高い評価を得て、21世紀のホメオパシーを牽引する指導的なホメオパスとして活躍している。
とりわけ発達障害や自己免疫疾患など現代医学で治癒しない難病を驚異的な改善率で治癒に導く「ZENホメオパシー」は世界的に注目されており、海外で多くの講演に招待されている。
ホメオパシー学術誌『The Homoeopathic Heritage International』(B. Jain Publishing House)の国際アドバイザー。
著書・訳書多数。著書は英語、ドイツ語などにも訳されている。

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