「B.C.G後にアトピーになったケース」麻野輝恵


主訴:症状
2006年8月16日相談会
2005年9月出産。生後3ヶ月より、頭と耳に発疹が出た。ステロイド以外の塗り薬(非ステロイド軟膏)使用。
2006年1月 4ヶ月、BCG接種後全身に発疹、ステロイド使用するが治らず。 3月初旬、細気管支炎で5日間入院、点滴でステロイドと抗生物質、ステロイド・抗生物質の飲み薬と塗り薬も使用。


2006年6月10日

BCG後、性格がまるっきり変わってしまった。後追いが激しい母が抱っこしないとだめ。痒いのか常に気難しく泣いている。以前はよく笑い陽気でほがらかだった。食物アレルギー、猫アレルギーもあり成長が遅い。
母妊娠中:はり止め、鉄剤(妊娠中)使用。出産後解熱剤(乳腺炎)使用。

2006年8月16日

【結果】
2007年5月
 ・皮膚がキレイになった。
 ・母にしがみつくような様子はなくなった。
 ・気難しく、きれやすい性格がおだやかになり明るくなった。
 ・自分の感情をだしやすくなり誰とでも遊べるようになった。
 ・食物アレルギー、猫アレルギーが大丈夫になった。
 ・身長も高くなり、成長が促進された。

2007年5月4日

【レメディ選択の考え方】
・B.C.Gを打って以来、症状がひどくなっている。
・妊娠中の薬(はり止め)の量も多い
・母親への後追いが酷い母親だけにしか抱っこさせない
・物事に敏感で癇癪が激しい

2007年8月15日

【レメディー】
ポイントとなるレメディー 
Rito―D(ウテメリンの薬のレメディー) 
Cortis(ステロイドホルモンのレメディー)
Antbio―D(抗生剤の薬のレメディー)
Alum(アルミのレメディー)アルミは予防接種の中に保存剤として入っています。Ferr(鉄のレメディー)きれやすく邪魔されると癇癪を起こす。鉄剤。
B.C.G(B.C.Gワクチンのレメディー)BCGを打って以来、性格が変わってしまった、皮膚の症状。
Puls(セイヨウオキナグサのレメディー)母にしがみつく、ホルモン剤。
その他のレメディー:Adren、Penic、Echin、Psor、Tub、Bac、Calc-p

【考察】
このお子さんは予防接種を打って以降、性格も変わり身体的症状もひどくなっているので予防接種の害が考えられる。他ホメオパスにより、予防接種の害、抗生剤の害出しをされていたがそれにより一時的に症状がひどくなり相談会に来られた。

はじめに、お母さんが妊娠中に取った薬である、はり止め、鉄剤の害を考慮した。
次に、再度抗生剤の害、BCGの害を考慮し,その際には予防接種の中に含まれている保存剤のレメディーなども同時に出した。

第1回目相談会時、お母さんが妊娠中にお店を経営していて忙しくしていてはり止めを使ったことをとても後悔していて、現在症状が出ているのはご自分に責任があると話された。お母様に後悔、罪悪感のレメディーをプレゼント。

2回目の相談会にこられお店を止めるのがこの子にとっても私にとっても一番だというように思い、この子のことをしっかり見ていこうと考えられた。家族の変化も改善が早い1つの要因であった。予防接種や薬の害が出る事で癇癪を起こすことなく自分の気持ちも出せるようになり皮膚の状態も良くなっていったのだと思います。

このお母様は下の子を妊娠された事もありますが子供を大切に思う気持ちが大事だと感じてもらい自分のお仕事もやめられたがとてもすっきりとされていた。

改善された後のお母様のお話です。一番酷い時のことを考えるとすごくきれいになって大変嬉しい。BCGを打った後に皮膚の症状が酷くなったし、性格まで変わったので予防接種はほんとに恐いと思った。

発表者

RAH4期
所属:日本ホメオパシーセンター神戸御影
JPHMA認定ホメオパスNo.0070
JPHF認定インナーチャイルドセラピストNo.0047
JPHMA認定アニマルホメオパスNo.A0003
HMA認定ホメオパスNo.1074

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