来賓講演『古事記にみる日本の美』小名木 善行(国史研究家)

CHhomにても連続講座に登場している小名木氏が古事記をもとに、農業について話されました。

1つ1つの小さい伝承を調べてまとめたものが古事記で、そこには祖先から受け継いだ物語がいっぱい詰まっています。

古事記には、「神語(かむがたり)」の様々な物語が書かれており、その中で初代天皇である神武天皇が九州宮崎から大和の政(まつりごと)を目的に東に進む話があります。刃向う敵を倒しながら大群で進んでいくという間違った解釈をされていますが、古事記では福岡に2年、広島に7年、岡山に8年と長い年月をかけて進んでいることが書かれています。

なぜそんなに遅かったのか?各地で農業を指導する人として、現地の食糧生産をあげる活動をしていたそうです。土地をどうやって切り拓くのか、どうやって作物をつくるのか、どうやって作ったものを美味しく食べるのか。そのような活動で、現地の方に慕われる存在となり、民に幸せを分け与えていたのです。

「政(まつりごと)」という字の本来の意味は、正しいことをするために、手を加え、普及させて浸透させることだそうです。

為政者と民衆はお互いを尊重して、民衆は為政者に感謝していた歴史があります。古事記を通して、もっと日本人の素晴らしさを伝え、日本人の誇りを取り戻したい。そのような小名木氏の心からの思いが参加者に伝えられました。

発表者

小名木善行のアバター 小名木善行 文明探求家・国史啓蒙家・古典文学研究家・人材定着・組織力向上コンサルタント/通称:ねずさん

文明探求家
国史啓蒙家・古典文学研究家
人材定着・組織力向上コンサルタント

政治や宗教を超え、歴史や古典に流れる普遍構造を現代へ翻訳し、最後にみんなが笑顔になれる未来を共に築くことを使命として、「文明探求」という新しい学びを提唱。

『古事記』『日本書紀』『武士道』をはじめとする日本の精神文化を研究し、「学びを楽しく」を理念に、全国で講演・執筆活動を続けている。

近年は、日本古来の智慧を「自立」「姿勢」「出口設計」「むすび」「関係性(Relation)」といった実践的なテーマへ展開し、企業の人材定着や組織力向上、次世代リーダー育成にも活かしている。

著書『縄文文明』『思想の時代は終わった』ほか多数。
YouTubeや全国での講演活動を通じて、歴史を未来へつなぐ発信を続けている。

著書『希望ある日本の再生』『ねずさんと語る古事記』『奇跡の日本史』『縄文の神様』『ねずさんが描く女性の日本史』『後世へ語り継ぎたい 美しき猛き昭和の軍人たち』など「とようけモール」でも購入可能。
過去、CHhom、日本豊受自然農のセミナーにも登壇、人気の『古事記』連続解説講座や『建国記念』『新嘗祭』『憲法記念日』などの講演動画や由井名誉会長とのトークは「とようけTV」などでも公開中です。

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