久木田健介(くきた・けんすけ)/日本豊受自然農株式会社 函南農場
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発表演題のポイント
豊受自然農では土にこだわり、農薬や化学肥料を一切使わないお米作りを続けています。豊受米として生産しているお米は「朝日米」とよばれる江戸時代からのウルチ米在来種です。コシヒカリやササニシキなどのルーツになったお米で、高アミロース米とよばれる糖の吸収が穏やかな品種になります。
さらに今年は新たな試みとして、日本古代より神事やお祝い事に用いられてきた古代米「黒米」の栽培に挑戦しました。どちらの稲も度重なる台風の強烈な風雨に倒れることなく、無事収穫することが出来ました。この結果は、「自然に即した農業によって稲を強く育てることができる」と示していると思います。