第21回日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)のコングレスが、10月3日(土)、4日(日)に行われます。今回は、「禍事(まがごと)(天災、災害、疫病、戦争)から学び、かしこく生き抜くホメオパシー」というテーマになっております。
世の中の流れはコンサートやフェスティバル、映画などの娯楽ができない状態で、行楽地に行ってもマスクしないといけない、家族でも一人一人が離れないといけない雰囲気に満ちていて、これは戒厳令かなと思う程、重々しい雰囲気が世界中で漂っています。国がこのような政策をとるなら、私たちは一人一人が、自らが努力して自分や家族、仲間を幸せにする方法を見つけていかなければなりません。コロナ禍の中、嘆いてばかりいてもしかたない。このような世の中が暗くなっているときだからこそ、天照さまが天岩戸にお隠れになったときに、アメノウズメが青々としたヒカゲノカズラ(Lyc.)を首に巻いて裸で踊り、周りの神々を和ませたように、どうしたら心に喜びを感じ、幸せに生きていけるか、また周りの人々を幸せにしていけるかを考えるときだと思うのです。今こそ皆さんの底力が問われています。
そもそも病原体とは、はるか昔から共存しており、私たちの免疫が低下したとき、あるいはインチャと共鳴したときに、ウイルスや細菌が増殖し、その結果病原性をもつようになるということで、恐ろしい病原体がいるというのがそもそも正しくありません。実際問題なのは、免疫力が低下することなのです。外側にいる病原体をやっつけようという発想が間違っています。ましてインフルエンザウイルスより弱い新型コロナウイルスを怖れる必要はないのです。免疫力が上がるように、よい食事をし、心朗らかに、この世的価値観にあまりとらわれず、人を裁かず、自分を裁かず、生かされていることに感謝し、信仰心をもって生きていたら何を恐れる必要がありましょうか。現代医学はウイルスを悪者と考え、メディアもその路線で恐れを煽っています。人口削減計画の一つとして強制予防接種にもっていこうとしているのかもしれません。また、コロナ禍で多くの商店が先行きの見通しも見えず閉めるしかない中、新型コロナを煽り大金を手にした人々は誰なのか知り、その人たちの行動を観察し続けることが必要だと思います。
病原体は私たちの健康を脅かす恐ろしいものと考えているため、ほとんどの人がマスクをつけています。マスクを付けていない人は非国民と言わんばかりの白い目で見られます。マスクをつけると目だけが見え口元が見えませんので、笑顔がなくなってしまいました。実際は笑顔でも目だけではそれがわかりません。殺伐とした世の中になり、人のことがますます信じられなくなります。人と会っても、新型コロナにかかっているんじゃないかという猜疑心が出てきて、ますます人間関係が希薄になります。この世界的な猜疑心が、世界的なバッタの大量発生を引き起こしていることを農業シンポジウムで伝えました。私の中では、病気でもないのにマスクしている人は、泥棒など顔を隠さねばならない事情のあるやましい人に見えます。一方、マスクをしている子どもを見ると、成長中なのに酸欠状態になったり、マスク内の菌の繁殖で肺炎なったりしないか心配になります。人々と密に接触し、自然とふれ合い、ビタミンDを作ってくれる太陽の光を一杯浴び、夏休みを謳歌してほしいと願います。
消毒というのも問題です。皮膚や粘膜に常在菌がいるので、病原体や悪玉菌が広がらないようになっているからです。私たちは自分の自己治癒力を信じられず恐怖になるのか、真実を見抜き平安に元気で生きるかのお試しと思います。
人を疑い信頼し尊敬することのできないこの状況では、戦争が起こってもおかしくありません。不断に恐怖になる必要はありませんが、何かあったときのために、備えておくことはとても大事なことだと思います。実際、災害、戦争など、有事のときに必要なのは食料であり、水であり、医療であり、いかなるときにも希望と信仰心をもって生き抜こうとする強い心です。
災害や有事のときこそ、自存自衛が問われるものです。自分でできる医療としてはホメオパシーのホームキットを使い、心も体も健康になりましょう。食べ物は、各々がいつでも自分で畝をたて、農作物を作れる技術を持ちましょう。そのためにも安全な自家採種の種を常にバッグの中に入れておきましょう。そして、実際に災害など有事の際に動じないだけのしっかりとした強い心を育んでおくこと、これらが有事への備えにとても大事になると思います。
今回のコングレスでは、全国で活躍するJPHMA認定ホメオパスによる体、心、魂まで治癒に導くホメオパシーの治癒症例の発表のみならず、有事、災害への経験なども含めて、お話しする大会になり、ホメオパシーの専門家だけの学術イベントではなく、ライブ会場と共に自宅聴講可能なオンライン配信イベントとして一般公開の形で開催されます。
ホメオパシーには、それぞれに解決法があります。ぜひこのコングレスに参加され、これからどう生きたらいいのかを一緒に考えませんか。限りある命だからこそ、毎日毎日が大切なのです。
これを機会に、皆さまが、体も、心も、考え方も、生き方も健康になっていただきたい。そのためにもっとホメオパシーを使っていただきたい。不安に翻弄されることなく、今を幸せに思う心を養い、未来に備えましょう。このような言葉を合言葉にして、ともに助け合い、ともに協力し、ともに生きて行こうではありませんか。
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)名誉会長
