昨年は大規模化を見据え、一度に4列蒔ける機械をトラクターにつけて走りながら蒔きました。しかし、数週間たってもまばらに発芽している物ばかり、機械の不具合だけではなく自家採種の種だからこその理由があるのではないか。種は収穫後に平らに広げ、毎日かき混ぜて乾燥させ、大きく重たい種を選別します。手作業で、人の思いが詰まっているので、今年は機械で一気に蒔くのではなく、昔からやって来た一列ずつ手押しの機械で心を込めて行うと、畑一面びっしりと発芽し良く育っている。朝川さんは、大規模化には、今までやってきた事から少し変えていく必要があるが、昔のようにゆっくり丁寧に心をこめて行う事が自然農には大切ではないかと述べられました。
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