大会レポート
はじめに、世界と日本のAIの世界観の対比について例を挙げて説明されました。
AIをモチーフにした洋画は戦いばかりで、AIと共存する作品は一つもない。
対して日本にはドラえもんや鉄腕アトムなど、AIロボットと共に生きてゆく作品が昔からある。
なぜ欧米ではAIの物語は悲劇ばかりなのか?
それは現在の世界が予測している未来がディストピアであるから。
100億の人類を5億まで減らし、さらに一部の支配層以外は奴隷になる。
その5億人のうち、自由を求める人はオーストラリアに移住させられるという。
支配層による監視・管理社会にする計画があると言われています。
15世紀以降、世界を覆った支配の現実として植民地がつくられてきました。
有色人種は、神様から見捨てられて退化した人種とされており、
19世紀まで黒人には痛みを感じる神経が存在しないと考えられていたことは驚きです。
第二次世界大戦で日本は何のために戦っていたのでしょうか?
ガダルカナルの戦いも、日露戦争の白襷隊も自分たちは「人間なんだ」ということを証明するために戦っていました。
しかし原爆が落とされ、これはもう戦争ではなく虐殺であることから戦争を終わらせることになりました。
そして終戦の詔書は、戦わず、逆らわず、言われたことはやりつつ自分たちの生活を立て直していこうという趣旨とのこと。
これはイザナギ・イザナミの時代から来ているそうです。
二人の別れの時に、イザナミは「岩で道をふさぐなら一日1000人を縊り殺す」と言ったことに対し
イザナギは「それなら私は1日に1500戸の産屋を建てよう」と言いました。
戦うのではなく、言いなりにもならず、第三の選択肢を選んだのです。
支配ではなく対話を重んじる
人を使うのではなく心を響かせあう
効率を求めるのではなく本質を大切にする
これが我々日本人です。
日本文明は世界最古・最長の奇跡の文明です。
縄文から続くシラスの精神と命の共鳴が、宗教を壊すのではなく新たな共存の扉を開く。
共振・共鳴・響きあいをしてしっかり生きてゆこうと、
厳しい現実世界の中に、希望のあるメッセージをいただきました。
