大会レポート
父の死と子どもの巣立ちを機に、不安・不眠・意欲低下などが重なり、抗うつ薬を服用していた50代女性。
自力での断薬を試みるも激しい頭痛で挫折し、ホメオパシー相談を開始しました。
穏やかなレメディー調整で心が安定し、離脱症状もなく自然に服薬をやめることができました。
その後は腹痛や子宮下垂感など、症状が“心から体へ”と移行し、治癒のプロセスが進行します。
最終的には頭痛や倦怠感も軽減し、日常生活を前向きに楽しめるように。
ホメオパシーが「薬をやめたい人」の次の一歩を支える有効でやさしい選択肢であることを示す症例でした。

発表演題のポイント
最愛の父の死去と、子どもの巣立ちが重なったタイミングで、不安、不眠、体の重さ、意欲の低下が一気に押し寄せ、抗うつ剤服用を3年前に開始した50代女性。そろそろ薬をやめたいと思い断薬にチャレンジしたものの激しい頭痛に襲われて一度は断念し、ホメオパシーのサポートを希望されました。相談会開始後、ほどなくして離脱症状なしに断薬に成功。同時に、病気の根底には夫婦間の問題があるという事実に向き合い、自分の思いを夫に伝える機会を得たのも大きな出来事でした。
初回から4か月後の現在は、突発的な腹痛などのシンプルな肉体症状が相談のメインとなり、まさに症状は「心から体へ」と変化し治癒のプロセスを進んでおられます。
現代、抗うつ剤や抗不安薬、睡眠薬を服用されている方は非常に多く、またその減薬・断薬ができず悩む方も多いと聞きます。ホメオパシーがそうした方の希望になり得ることをこのケースで知っていただければ幸いです。
