トイプードル2才の癇癪発作が三次元処方で改善したケース | 溝口彩子 | 第25回
大会レポート
2歳のトイプードルが、月に1回のペースで癲癇のような癇癪発作を起こしていたケースです。発作時には体が硬直し、足を泳ぐようにバタつかせ、目を開けたまま一点を見つめ、声にも反応しない状態でした。発作の頻度が増え、重症化する傾向が見られたため、ホメオパシー相談を受けることになりました。
初回の相談では、発作の前に山の畑で自由に走り回り、土を大量に食べて嘔吐していたことが確認されました。また、過去のワクチン接種歴やストレスなどが影響していると考えられ、薬害の解毒と情緒の安定を目的に、三次元的なレメディー処方を行いました。特にLMポーテンシーとマヤズムのレメディ、さらに「神社のレメディ」を組み合わせ、深い悲しみや新しい環境への不安を解消するアプローチを取りました。
その結果、発作は再発せず、無駄吠えも減少。留守番できる時間も延び、夕方から7時間一人で待機できるようになりました。耳の痒みはやや残るものの、外耳炎は改善し、眼周りの黒ずみも軽減。家族との信頼関係も深まり、「お仕事だからね」と伝えると理解し、穏やかに過ごせるようになりました。
このケースは、癲癇発作の消失と情緒の安定が得られ、信頼と愛情がペットと飼い主の間でさらに強まった好事例です。ホメオパシーによる三次元処方の有効性を示し、症状の根本改善につながったケースとなりました。
メッセージ
第25回JPHMAコングレスのご開催おめでとうございます。心よりお喜び申し上げますとともに、皆様の益々の発展と繁栄をお祈り申しあげます。
発表演題のポイント
ケースは、トイプードル1歳の癲癇発作が三次元処方で改善した例です。硬直・痙攣・尿漏れ・徘徊など、回を経るごとに症状の悪化が見られ、複数のサポートチンクチャーやQX-SCIOの修正を使用するも再発。LMポーテンシー・マヤズム・神社の水のレメディーを使用したところ、改善に至った経緯をご紹介いたします。