2024年元旦に発生した能登半島地震における現地災害ボランティアの報告 | 大田原恵 | 第25回
大会レポート
これまでボランティア活動は未経験という大田原ホメオパス。今回の震災では、能登とのご縁や友人のつながりが原動力となり、アロマセラピストとして、鍼灸師、理学療法士、整体師たちとタッグを組み、現地災害ボランティア・癒しのマッサージチームとして毎月の活動が始まりました。
その際に、ホメオパスとしてはレメディーを必要な人に届けたいという気持ちが強くあったため、JPHMAよりレメディーやキット、書籍を寄付してもらい現地入りしました。
被災者は避難してきた人だけではありません。避難所で昼夜問わずに働いているスタッフも被災者です。心身ともに疲弊しているため、彼らにも施術しています。
また、ボランティアの体調管理も忘れてはいけません。誰でも使えるように、ホームキットとガイドブックを常設しています。
能登の人は我慢強い人が多いですが、元旦の地震に加えて豪雨災害まで起こっては、とても受け止めることができず助けを求める声も上がっています。田んぼに水が引けなくなってしまい離農する人も。
被害が少ない観光地なども、人が来なければ衰退してしまいます。復興支援として、現地の状況に配慮しつつ訪れるなど、様々な形で能登を応援してください。
災害はいつどこで起こるかわかりません。避難生活を送る中でホームキットがあれば、安心感を得られ生きる力となることでしょう。自分だけでなく、周りの応急対応ができ多くの命を救う手助けとなります。1日も早い能登の復興を願いながら、日本の未来を見据え、多くの人がホメオパシーの恩恵を享受できるように、今後もホメオパシーの普及に努めていきたい、と力強い決意と共に報告してくださいました。
メッセージ
第25回JPHMAコングレス記念大会の開催おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。 四半世紀にわたり、ホメオパシーの普及と発展に尽力されてきた寅子先生をはじめ、JPHMAの皆様の努力と情熱に深い敬意を表します。これからも、日本におけるホメオパシーのさらなる飛躍と、ホメオパシーを通じて健康で幸せな社会が広がることを強く願っております。
発表演題のポイント
2024年元旦に発生した能登半島地震において、1月下旬から毎月現地を訪れています。被災された方々の心身のケアを目的としたリラクゼーションマッサージの活動と、必要な方にはJPHMAから寄付していただいたレメディー類などをお配りしてきました。私自身このようなボランティア活動に参加するのは初めてのことでしたが、多くの学びと貴重な経験をさせてもらっています。少しですが現地での様子などご報告させていただきます。