研究発表 | フラワーエッセンスでサポートする魂の原点回帰 | 東昭史 | 第26回

東昭史
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大会レポート

エドワード・バッチ博士の論文には「病気は患者の誤った行動をやめさせるために現れるもの」と記されており、病気を単なる悪と捉えるのではなく、父なる魂(神)が誤りを示す手段であると述べられています。
病の原因を誤った思考と行動に求め、そうした誤りを正す助けとなるものがレメディーであるとも。

また、ハーネマンが新たなレメディーの必要性を示唆している点にも触れています。

こうした考えを実践に移したものが、由井先生が開発した「水のレメディー」や「祈りのレメディー」であり、さらに日本の植物から新たに開発されたフラワーエッセンスも誕生しています。

今回は魂の原点回帰をサポートする日本の花のフラワーエッセンスをご紹介します。

コアジサイ
脳の形状を連想させることから、記憶や思考に作用するエッセンスです。思い出したくない記憶や、見て見ぬふりをしている出来事を呼び起こすことで、向き合う契機をもたらします。

ツユクサ
自己の真実に関わるエッセンスです。本来の自分に目を背け、仮面を被って生きている状態から、本当の自分を受け入れる安心感を促し、自己と真正面から向き合う手助けをします。

ヒガンバナ科には、ヒガンバナのほかヤマラッキョウ、スイセンが含まれます。これらを順に用いることで、魂の原点回帰を促進することが期待されます。

ヒガンバナ(花期:秋分/テーマ:過去)
過去のショックやトラウマ、そこから生じた怒りや悲しみを癒す作用が期待されます。ヒガンバナは秋に花が先に咲き、その後に葉が出て枯れるという特異な生態を持ち、人生のタイムラインを遡って抑圧された感情を表出させる働きがあると考えられます。

ヤマラッキョウ(花期:立冬/テーマ:現在)
現在の肉体や活力に働きかけ、今ここにある身体性を取り戻す助けとなります。

スイセン(花期:冬至/テーマ:未来)
未来へ向けた精神的な希望や展望を抱く力を支えるエッセンスです。

これら三種を順に用いることで、三位一体の作用を通じて本来の自己を想起させる可能性が考えられます。
たとえば各エッセンスをそれぞれおよそ3週間ずつ摂ると、冬至の頃に一巡する計画となり、節目の時期にあわせて新たな年を迎える一助となるかもしれません。

ハーネマン、エドワード・バッチ博士らの病気観を踏まえ、魂の原点回帰へとつながるフラワーエッセンスの紹介を通して、心・身体・魂の調和について考えさせられる講演でした。

東昭史

発表者

東昭史のアバター 東昭史 フラワーエッセンス研究家/CHhom講師

東京都出身。バッチ博士のフラワーエッセンスや、ベイリー・フラワーエッセンス、ファー・イースト・フラワーエッセンスを主に研究。
著書『ファー・イースト・フラワーエッセンスガイドブック』(ホメオパシー出版)、『バッチフラワー花と錬金術』(東京堂出版)、『心と体にやさしい薬草入門』(ホメオパシー出版)他。

メッセージ
新たな日本のフラワーエッセンスの可能性
~伝統的なエッセンスの視点から
1930年代、イギリスの医師エドワード・バッチは38種類のフラワーエッセンスを 開発しました。その後、イギリスではアーサー・ベイリーがシングル101種類、 コンポジット34種類を開発。これらの伝統的なエッセンスは現在でも使われ続け ているだけでなく、原料植物やエッセンスの性質もよく研究されており、そこに は日本のフラワーエッセンス研究において参考になる有益な情報も少なくありま せん。そこで、今回の発表では、これらの伝統的なエッセンスの研究を参考にし ながら、新たな日本のフラワーエッセンスの性質を考察し、秘められた癒しの力 の可能性を提示します。

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