日本ホメオパシー医学協会が設立されて早や22年となり、JPHMAコングレスは今回、20回の記念大会となります。12月20日(金)、21日(土)、東京・世田谷区民会館で行われます。
2000年の第一回JPHMAコングレスから始まり、以来、毎年欠かさず開催し、今年20回を迎えることができたことは実に感慨深いものがあります。
そして、松尾敬子JPHMA会長のホメオパシーを愛し広めて行こうとする志のもと、ホメオパシーの光を絶やさないように尽力している理事一同にも心から感謝申し上げます。おかげさまでホメオパシーが日本に着実に根付き、JPHMAコングレスが20回の記念大会を開催できることを共に祝福したいと思います。
私事ではありますが、この20年でホメオパシーに対する考え方も大きく変わり、体の病気を治すためのツールから、魂・心の病気を治すツール、魂・心を成長させるためのツールと考えるようになりました。それは一見、ホメオパシーから逸れているように見える人もいるかもしれませんが、そうではなく、ホメオパシーの本当の真価を見いだしたからこそ、ホメオパシーのアプローチも進化せざるを得なかったということなのです。それがZENホメオパシーであります。ホメオパシーは異物を体から解放する強力なツールであるように、ホメオパシーはインナーチャイルド(心の病気)を解放する強力なツールであり、この世的価値観(魂の病気)を解放する強力なツールとなり得るのです。
魂は存在するために必要な理想、目指すべき善、存在目的です。自分より遙かに遙かに偉大な存在がいると信じ、その存在に近づこうとしないのであれば、私たちはどこにも到達できないでしょう。信仰心は特定の宗教とは関係なく、私たちの魂の中核にかかわることなのです。そしてその信仰心をもホメオパシーのレメディーで向上させる可能性があるのです。私自身、ZENホメオパシーを自らに実践し、とても幸せになりました。そして、私のできる範囲で人にも幸せになってほしいと願うのです。そして会員の皆さまも自分が幸せになり、人を幸せにしていただきたいと願うのです。
私も、体・心・魂を一体に癒すZENホメオパシーの症例として、現代日本の多くに方々が苦しんでいる難病治癒に希望を抱けるケースを発表したいと思います。
加えて、私どもはホメオパシー理論を応用し自然型農業にも取り組んでまいりましたが、戦前戦後 化学農薬や化学肥料がまだ使われていない土壌から集められた何百種類という土壌菌を守り、培養してきたものを供給できるようになり、私どもの農場に限らず、自然型農業に取り組む農場に供給していくことになりました。
そして、自然の基本に立ち戻り、植物の恩恵を最大限に現代に活かしていくために、スピリチュアル・フィトセラピー(植物療法)の普及・教育事業をスタートすることになりました。
ホメオパシーを愛する会員の皆さまにぜひご参加いただき、発表者による本来の自分を取り戻し幸せに生きるさまざまなケースを見て、聞いていただきたいと思います。清く正しく生きるための真髄に触れることができると思います。今大会には海外から、トレバー・ガンさん、ロジーナ・ゾンネンシュミットさんも暮れの忙しい中、駆けつけ発表してくださいます。皆さま12月20日、21日は、世田谷区民会館にお集まりいただくと共に、記念大会をお祝いしましょう。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)名誉会長
由井 寅子