奇声・危険行動・パニック症状が改善し、東京へ家族旅行できたケース | 橘央子 | 第25回
目次
大会レポート
20歳の女性で、自閉症スペクトラムと知的障害、結節性硬化症を持ち、パニック時に奇声をあげ、通行人に罵声を浴びせたり、ベランダから飛び降りようとする危険行動が見られるケースです。母親が離れるとイライラして騒ぎ出し、てんかん発作も併発。生後2ヶ月から抗てんかん薬を服用し、抗不安薬や自閉症治療薬も使用していましたが、薬物の副作用が強く、生活が不安定でした。
本人だけでなく、母親も相談を受け、本人のパニックに落ち着いて対応できるようになりました。
その結果、パニック発作が大幅に減少し、地元の合唱サークルに参加し、発表会に出場しました。さらに、新幹線に乗って東京へ家族旅行に行けるまでに改善しました。渋谷での買い物も楽しめるようになり、母親も安心して日常生活を過ごせるように。普通の生活を諦めていた家族に、未来への希望が生まれたケースとなりました。
メッセージ
記念すべき、25回記念大会、大いに盛り上がっていきましょう!
発表演題のポイント
自閉症、知的障害 20歳女性。 パニックになると、奇声を上げ、道行く通行人に罵声を浴びせたり、ベランダから飛び降りようとする。 この症状がホメオパシー治療により、安定し、新幹線で東京へ行き、渋谷で買い物までできるようになったケースです。 自宅から外の世界へ出る事が不可能だと思っている、発達障害のご家庭に、光が見えるケースだと思います。