『思考を乗っ取られている。無理やり繋げられている感じがする』統合失調症・急性期の男性がサポート障りで精神的に大きく安定したケース| 高島亜希代 | 第25回
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大会レポート
幼少期からいじめなどによるトラウマを抱えているクライアントは、大学へ入学したが、校内で妄想、幻聴などが聞こえたため、大声をだし、中退。
精神的に激しく不安定になり統合失調症急性期の診断を受けました。
健康相談は、初回から5回目までは、母親が代理で受けていました。クライアントの怒りや悲しみをケアするジェモやレメディーを選択しつつ、母親に寄り添い励まして続けました。
6回目からは、クライアント自身が健康相談を受けるまでになりました。薬の影響を考慮し、サポートチンクチャーで臓器をケアしながら、クライアントの気持ちに寄り添いつつレメディーを選択しました。
そして、10回目の健康相談で、クライアント自身に霊媒の素質があり、想念のようなものを拾ってしまうのではないかと感じたことからサポート障りを選択したところ、劇的に精神と思考が安定し、顔つきや行動も穏やかになった、驚きのケースでした。
発表演題のポイント
主訴・統合失調症 精神の不安定、社会に出られない 最初、母親の相談から開始 1年ほど継続した後、本人が希望し相談会へ 高校中退以後、社会に出られない後ろめたさに苦しむと同時に社会全体の困難を自分が肩代わりさせられているような声、司令が聞こえる 頭が支配されている感覚が サポートΦ障りの選択の後に家族も驚くほど精神状態が安定し、社会復帰のためのささいな職業訓練も喜びを持ってできるようになった(以前はサポートを受けなければならない状況に悔しさがあった)