豊受自然農リレー発表 | 第27回

皆様からいただいたたくさんのご支援と応援に、心より感謝申し上げます。

クラウドファンディングを通じて多くの方に支えていただき、伊豆の国市に新しい農業棟とライスセンターを完成させることができました。収穫したお米や穀類をより良い状態で保管し、年間を通して安定してお届けできる環境が整ったことは、これからの豊受の農業にとって大きな一歩となりました。

今回の発表では、北海道・洞爺のハーブ農場から静岡・函南の畑、東京の販売会場、食品加工、そして米づくりや穀類、お茶、養鶏まで、それぞれの現場から現在の取り組みをお伝えしました。

土に触れ、作物を育て、収穫し、加工して届ける。その一つひとつの仕事には、現場で働く一人ひとりの思いや工夫があります。天候に左右されながらも、自然と向き合い、試行錯誤を重ねながら、それぞれの持ち場で農業と食を支えています。

新しい農業棟とライスセンターを活かしながら、これからも米や野菜、ハーブ、穀類、加工品などを皆様のもとへ届けていきます。

支えてくださった皆様への感謝を胸に、これからの豊受の農業がどのように進んでいくのか。現場から届いた、それぞれの声をご紹介します。

目次

洞爺(北海道ハーブ農場)

10月を迎え、冷涼な気候となった北海道・洞爺の丘から中継を行いました。現在はカレンデュラやカモミール、オリーブ、バジルなどの収穫が続いています。

農場では50~60種のハーブを自家採取し、収穫したものを30度の低温で丁寧に乾燥。マザーチンクチャー、蒸留水、精油、ハーブティー、コーヒーなど、さまざまな形に加工しています。近年の猛暑など気候の変化の中で、ハーブがどのように育っているのか、現在の農場の様子を紹介しました。

野菜班

静岡・函南の畑と東京の販売会場をつないで発表を行いました。

畑で作物を育てる中で、植物だけでなく、土の中の微生物や虫、鳥、雨や風など、さまざまなものが関わっていることを実感したという話がありました。虫を排除するのではなく、作物が早く成長できる環境を整えるなど、自然と共存するための工夫も紹介。

天照菌や自然農法による土壌管理のもと、人参や里芋などが順調に生育しています。東京会場では、さつまいもやウコンなどの野菜を販売。さらにゴボウ掘り機の導入によって、これまで手作業だった収穫作業の負担が大きく減ったことについても紹介しました。

加工部

自然農で育った野菜を日々の食事に取り入れながら、食品加工にも取り組んでいます。

今年はナス、ピーマン、キュウリ、ゴーヤなどが豊作となり、「キュウリの豊ちゃん柚子胡椒」や「ゴーヤチャンプル」などの新商品を開発しました。自分で考え、試し、失敗しながら作ることを大切にしながら、無農薬・無添加の食品づくりを続けています。

また、災害や物流の混乱などに備え、普段から食べている食品を少し多めに備えるローリングストックについても紹介。自然農の大豆と小麦、3種のハーブを使った「ハーブ生醤油」のリニューアルについても発表しました。

米班

皆様からのご支援とクラウドファンディングによって完成した、伊豆の国市の「新農業棟ライスセンター」について報告しました。

新しい施設では、収穫した米を低温で管理し、乾燥・保管まで一元的に行えるようになり、年間を通じて安定して届けるための体制が整いました。今年のお米も順調に生育しています。

現場では、暑さ対策を工夫しながら作業を進め、発酵堆肥の活用や大型コンバインの導入によって、収穫作業の効率化にも取り組んでいます。また、田んぼのそばで栽培している和綿も、昨年を上回る収穫が見込まれています。

日本の主食である米をこれからも作り続けていくために、米班が取り組んでいることを紹介しました。

穀類班(麦・大豆・お茶・養鶏)

小麦・大豆・お茶の栽培と、浅香山圃場での養鶏について発表しました。

自家採取を続けてきた豊受の大豆については、「土に蒔いたら力強く芽吹いた」というお客様の声も紹介。料理にも種にも使える「生大豆」の販売再開についても案内しました。

お茶では、無農薬・無化学肥料での栽培を続け、秋冬番茶の収穫・製茶に向けて準備を進めています。養鶏では、春には小さかったヒナたちが順調に成長し、豊受卵の販売に向けた準備が進んでいます。

さらに、日本の在来種である「操大豆(みさおだいづ)」を探し出し、栽培を続けている取り組みについても紹介しました。

発表者

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