大会レポート
2026年は丙午(ひのえうま)。古くから火の力が強まる年とされ、感情やエネルギーの変化が大きくなるともいわれています。
今回は、ルーマニアのヤシで活動する医学博士(MD, PhD)、マリナ・シウマス・リンブ先生から報告された、日本の水のレメディーを用いた症例をご紹介します。
日本古来の神社や山の水に由来するレメディーが、海外の女性の心身にどのような変化をもたらしたのか。現代社会のストレスと、心の奥に抱えてきた葛藤に向き合った症例です。
クライアントは23歳の女優・インフルエンサー。右側の卵巣に7.39cmの子宮内膜症性卵巣嚢胞(チョコレート嚢胞)が見つかり、医師から手術を勧められていました。
しかし彼女は、手術を受ける前に、自分の心と身体に何が起きているのかを見つめ直したいと考えていました。
当時、彼女はインターネット上で政治スキャンダルに巻き込まれ、多くの誹謗中傷を受けていました。幼少期には父親からの家庭内暴力も経験しており、長年にわたって心の傷を抱えていたといいます。
身体面では、強い右下腹部痛やアレルギー症状があり、測定ではコルチゾール指数が低い状態でした。
マリナ先生は、こうした身体の症状だけでなく、彼女が抱えてきた感情にも目を向けました。
最初に選ばれたのは「猪群山(いのむれさん)の水のレメディー」です。
父親に対する長年の怒りや悲しみに向き合うなかで、彼女はこれまで抑えていた涙を流すことができました。
続いて用いられたのが、「上賀茂神社・手水のレメディー」です。
上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大明神は、雷を司る神として知られています。今回の症例では、メディアや現代のテクノロジーによるストレスから自分を守り、自分らしさを取り戻すためのレメディーとして選ばれました。
彼女の心の奥には、「良い子でいたい」「周囲から受け入れられたい」という思いがありました。インターネット上の攻撃によって、その思いはさらに強く傷ついていたようです。
レメディーを用いた後、報告では心拍変動(HRV)の数値が10から15に変化したとされています。また、エネルギーバランスや脾臓の経絡についても、91%まで改善したという測定結果が示されました。
その後はジェモセラピーやフラワーエッセンスも取り入れながら、継続的なケアが行われました。
この症例で印象的なのは、身体の症状だけに注目するのではなく、本人が長く抱えてきた感情や経験にも丁寧に向き合っている点です。
日本の神社に由来する水のレメディーが、遠く離れたルーマニアの地でどのように受け止められたのか。
東洋と西洋、それぞれの文化のなかにある癒しの考え方が交わった、興味深い症例報告です。
由井寅子博士への感謝とともに、この取り組みが紹介されました。


