大会レポート
「コロナワクチンを接種した人のそばにいると、体調が変化する」――。
いわゆる「シェディング(伝播影響)」については、さまざまな意見や議論があります。今回の講演では、ナカムラクリニック院長・中村篤史先生が、これまでの臨床経験をもとに、実際に相談を受けてきた症例についてお話しします。
皮膚のただれや筋肉の硬直、不正出血、強い倦怠感や衰弱など、さまざまな症状を訴える患者さんの事例を紹介しながら、それらに対してどのような対応をしてきたのか、また、ホメオパシーのチンクチャーを用いた際にどのような変化が見られたのかを取り上げます。
そして、講演は「なぜホメオパシーが作用するのか」という、より根本的なテーマへと進んでいきます。
ホメオパシーでは、非常に高い希釈度のレメディーが使われます。元の物質がほとんど残っていないと考えられるほど希釈されているにもかかわらず、なぜ作用するとされているのでしょうか。
この疑問について中村先生は、近年のナノテクノロジーや物質分析の研究に注目します。
講演では、透過型電子顕微鏡(TEM)や電子回折法などを用いた2024年の研究を紹介し、超希釈されたレメディーの中に、原料に由来するナノ粒子が存在する可能性について検討します。
さらに、ホメオパシーの製造工程で行われる「すりつぶし」や「震盪(サカッション)」によって、物質がどのように変化するのかにも焦点を当てます。金(オーラム)のレメディーを例に、物質の構造や粒子の状態について得られた分析データを紹介しながら、超希釈レメディーの作用をナノレベルから考えていきます。
臨床で実際に経験した症例から、ホメオパシーの作用機序、そしてナノテクノロジーを用いた最新の研究まで。
「なぜ、これほど希釈されたものが作用するのか?」
この問いを入り口に、ホメオパシーをこれまでとは少し違った角度から考える講演です。
ここで紹介しているのは、その一部にすぎません。
症例の詳細や、講演で紹介された研究データ、そして中村先生がどのようにこの問題を捉えているのかについては、ぜひアーカイブでご覧ください。


